理事長挨拶
Greeting
日頃より、私たちの活動にご理解とご支援を賜りまして、心より感謝申し上げます。
さて、私がおおぞらで支援をするようになって11年がたちました。
私の8歳下の弟は知的障害があることもあり、わからないものに対するおそれは特になかったとはいえ、それまで福祉と関わる事無く自由に生きてきた私は、おおぞらがどのような活動をしている所なのかさえ知りませんでした。関わりのきっかけとなったのは、農業です。当時私は、無肥料での野菜作りをしておりました。ご近所などに販売しておりましたが、販売先のひとつにおおぞらがありました。生産者とお客さんとしてお付き合いをさせていただいていましたが、そんな中、秦理事長(当時事務局長)から、「“障がい者と兄弟”という内容で卒論を書いている学生がいるので、質問に答えてあげてほしい」と依頼をされ、障害のある兄弟がいる事による、良い事・悪い事を経験し、自分なりに考えてきたことを答えさせていただきました。その時の話を秦さんに共感していただき、「一緒に仕事をしないか」と声をかけていただきました。「誘われたらやってみる!」を信条にしていましたので、二つ返事でまずグループホームのお世話人から携わるようになりました。そして、日中活動の場である“きりの木”を立ち上げ、新グループホームの設置をめぐる、地域住民の方々への説明会に立ち会うなど、おおぞらの一員として活動して参りました。
障がい者を取り巻く状況は刻々と変化しています。株式会社などの新規参入も相次いでいます。選択肢が増えることは大変喜ばしいことです。だからといって、“特定非営利活動法人”である私達の役割が少なくなってきたかというと、そうではないと考えています。なぜなら、おおぞらの理念である『障がい者が住み慣れた地域で、生き方を自ら選択し(自立)、地域の一員として普通に暮らす事』はまだまだ道半ばであるからです。
今後のおおぞらの活動を是非皆様も支えてください。すでに支援にあたっている利用者さんの生活を壊さないためにも一歩一歩着実に事業を進めてまいります。営利企業のようなスピード感はありません、まどろっこしく感じる部分もあるとは思いますが、地域にとって必要とされるNPOを目指し、今行っているグループホーム・就労支援に限らず、活動の幅を拡げられるように活動してまいります。皆様にもぜひご参加いただき、一緒におおぞらを育てていただければ幸いです。
令和5年10月
認定 特定非営利活動法人おおぞら
理事長 小澤純也
法人概要
Corporation
法人名 | 特定非営利活動法人おおぞら |
理事長 | 小澤純也 おおぞら統括責任者 介護福祉士 |
役員 | ■理事 磯山和男 牛久市議会議員 金井欣秀 埼玉医科大学保健医療学部 理学療法学科 講師 理学療法士 秦なつみ 相談支援事業所いろは 相談支援専門員 社会福祉士 林敦子 はやし会計事務所所長 細田剛志 常務理事 おおぞら副統括責任者 山本光明 特定非営利活動法人ほっとピア 理事長 精神保健福祉士 社会福祉士 (あいうえお順) ■監事 今田敬 一般社団法人牛久市医師会 事務局長 |
従業員数 | 30名 |
所在地 | 茨城県牛久市田宮3丁目1番地18 |
TEL | 029-873-8883 |
FAX | 029-886-5161 |
事業内容 | (目 的) この法人は、障害者の権利を擁護するとともに、障害者自らが自分の生き方を選択し、地域の中で普 通の暮らしをしていくことができるよう、農業生産活動等を通じた社会参加の場や、グループホーム等の生活の場を提供し、支援活動を通じて安心して暮らすことのできる地域社会の実現に寄与することを目的とする。 (特定非営利活動の種類) この法人は、前条の目的を達成するため、次に掲げる種類の特定非営利活動を行う。 (1) 保健、医療又は福祉の増進を図る活動 (2) 農山漁村又は中山間地域の推進を図る活動 (事 業) この法人は、目的を達成するため、次の特定非営利活動にかかわる事業を行う。 (1) 障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律に基づく、障害福祉サービス事業 (2) 障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律に基づく、日中一時預かり等の事業 (3) 障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律に基づく、指定特定相談支援事業 (4) 障害者への安定した雇用と就労の場の確保を目的とした、売店運営事業 (5) 障害者の権利擁護、福祉の普及と啓発を目的とした、広報事業 (6) その他、この法人の目的を達成するために必要な事業 |
アクセス
Access
- 所在地
茨城県牛久市田宮3丁目1番地18 - 電車でお越しの場合
JR牛久駅下車
徒歩10分 - 事務局営業時間
平日8:00~17:00/ 土日祝定休