
気にしないでください。
2週間ほど前のお話ですが、おおぞらが運営している、うしくあみ斎場内の売店・喫茶あさぎでの職員を募集するため、新聞の折り込み求人広告にスタッフ募集の掲載をしたところ、結構な人数の方が応募してくださいました。どうもありがとうございます。
即戦力となるような人も来て下さっているようで、これからが楽しみです。
また、我々の存在を地域の方に知っていただく、という点からも有意義だったと思います。
人材という話題が出たのでついでに介護サービス事業と人材の能力について最近思ったことを少し書かせて下さい。
私は前職がサラリーマンだったので意外に思ったのですが、サラリーマンの場合、有能な人物=会社の利益を稼ぎ出せる人物、ということで話が簡単です。
一方、介護サービス事業の世界ではそういうことにはなりません。というのも事業所の収益というのは、利用者さんの利用したサービスの点数によって決まるからです。となると高額なサービスを多く利用してもらうか、利用者の数を増やすか、ということが収益を上げるための方法になります(非営利活動法人が収益のことを言っていいのかとは思いますが)。一般向けの営業職のようにも思えますが、まっとうな事業者であれば、そんなサービスのゴリ押しなどできませんし、利用者をむやみに増やすと、一人ずつを丁寧にケアできなくなってしまい、結局更に人を雇う必要が出たりします。
サービスに対する対価というのが国によって一律に定められている以上、サービス提供者の能力(サービスの質、と置き換えても良いかもしれません)というのは、収益という観点からみると全く関連がないわけです。
労働条件は必ずしも良いとは言えず(むしろブラックだとの意見も多い)、能力による賃金の格差も反映されにくい、まるで某共産主義国(既に消滅しましたが)のような状態だな、という感想を持ちました。某共産国が崩壊した一因としては、労働者の意欲の低下による経済力の低下というのもあったと思います。
つまり現在の制度では、サービスの質の改善は見込めないのではないか、という懸念があります。
そのためにも就労支援事業で収益を上げられるようにせねば、と思いました。
自分の食い扶持は自分で稼げ、というのがおおぞらのモットーです。